第四世代乱数の基本。注意点。〜その1〜

第四世代乱数について、仮に質問が来た時にコツや注意点等をあらかじめまとめておきます。
できない。という方やこれからやる方の参考になればと思います。
しかしどうしても専門的な用語がでてきますので最低限を理解している堤での説明となります。



第四世代でつまずく方は、合わせる以前に空白時間を認識していないパターンが一番だと思います。
ソフトを選択して直ぐにソフトが起動する訳ではなく、選択してから発生する白い画面の時間がありますね。その時間の事で、それぞれのDSとROMによって変わってきますHGSSでは約6秒、Ptでは約4秒となっており、空白時間がわからない、求める場合はとりあえずこの時間を基準に考えます。


空白時間をちゃんと求める方法もあるらしいですが、実際に乱数調整をやる過程でついでに求められるので自棄になって求める事はありません。
空白時間を求める前にまずは起動時間の求め方を。


例として固定乱数用の
性格 = おくびょう(シンクロ使用)
性格値:c5ee7cf6
個体値:31-14-31-31-31-31
特性:1
めざパ:龍70
初期seed:10b042f
seed消費数:2〜12
月×日+分+秒:1 or 257
時:11
フレーム+年-2000:1071


これを用いてやってみましょう。


【1】F設定
起動時間の設定ですが基本はF(年)から合わせていきます。
フレームというのは"ソフトを選択し、空白時間が終了してソフトが起動されてから、続きからを選択する迄の秒数"を指します。
なのでフレーム数が少なすぎると続きからを選択する事もできませんので注意しましょう。
60F=1秒なのでフレームは30か60で割り切れる数の方が好ましいと思います。
フレーム+年-2000:1071
こんなわけのわからないものがありますが仕組みは単純で
フレーム数をキリの良い数字にする為1〜99をフレームから引き、その分だけ2000に足せば良いという事です。
この場合は、1071だとキリが悪いので51引いて1020F(17秒)にします。そして引いた51を2000に追加すると2051になりますね。これが起動年になります。


【2】起動時間設定
次に詳細な起動時間を設定していきましょう。
まず「時:11」とありますがこれはそのまま11時に起動しろという事です。
問題は「月×日+分+秒:1 or 257」これです。
前のフレームの時間によって変わってくると思います。
今回は基本パターンを記述します。
計算式はそのままですが、これは個人差が出ると思います。用はこの式に当てはまれば何でも良い訳です。
今回は257になるように合わせていきましょう。計算のコツとしては、
1:月×秒は基本10刻みかつ、分+秒を残しておく。
つまり10月20日=200。残り57。の用に分+秒の計算時に楽になるような数値にしておくという事です。
2:10秒にソフトを選択する事を考えて分+秒を決めましょう。
これはする必要が無いといえば無いのですが、10秒にソフト選択が簡単かつ素早く作業を行う事の出来る方法だからです。
分+秒に関しては秒から決めます。注意点としてこの起動時間は"ソフトを選択した時ではなく、続きからを選択した時間"である事です。
秒の求め方はF+起動時の秒(今回は10)+空白時間となります。Fによっては一分を越える場合もありますがその場合はそれをふまえた上で分設定をしましょう。
今回の場合は1020(17秒)+10+空白時間(今回はHGSS基本の6秒)=33となりました。つまり33秒の時点で続きからが選択されればいいわけです。
57−33=24 これが分となります。
これで全て集まりました。


2051年 10月 20日 11時24分10秒に選択
2051年 10月 20日 11時24分23.00秒後続きから(選択してから)
とりあえずこれで起動時間は完了しました。

続きはまた次で。